ナチュログ管理画面 海釣り・ソルトウォーター 海釣り・ソルトウォーター 関東 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報
ブログ作成はコチラ
あなたもナチュログでアウトドア生活を綴ってみませんか?
NAVIGATOR



読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 5人
オーナーへメッセージ
Information
アウトドア用品の
ご購入なら!

2009年05月13日

新しい相棒

VAIO type P(閉じたところ) 最近巷ではネットブックなるミニノートブックPCが流行っているようである。
 そして、満を持して(?)SONYから発売されたのが“ポケットスタイルPC”というコンセプトな「VAIO type P」である。写真を見ていただければわかるが、横に長いフォルムが印象的で、VAIOとしてのプレゼンスはきちんと保持されているように感じている。
 そのtype Pを買った。発売当初から注目はしており、ネットでのレビュー記事などもずっと見ていたが、セカンドマシンとしては十分利用できると判断したからだ。個人使用のPCとしては、ずっとVAIOユーザを貫いてきた自分としては、ある意味待ち焦がれたラインナップとも言える。

VAIO type P(開いたところ) 今回購入したオニキスブラックというカラーは、VAIOオーナーメード限定カラーなので、もしこの色がよければソニースタイルのサイトで購入するのが良い(一部の限られた店舗でも取り扱っているようだが)。
 私が購入したPCのスペック・付属オプションは、大体次の通りである。

・CPU :Intel Atom Z520(1.33GHz)
・メモリ :2GB(オンボード/拡張スロットなし)
・OS :Windows Vista Home Basic with SP1(32bit)
・HDD :SSDドライブ・64GB
〈オプション〉
・Bluetooth
・ワイヤレスLAN(IEEE 802.11b/g・IEEE 802.11n WPA2対応、Wi-Fi適合)
・LANアダプター+外部ディスプレイ出力……いざという時、有線LANへのコネクティビティを確保するため
・ノイズキャンセリングヘッドホン
・キャリングポーチ(持ち運ぶときに便利!)


 この他に、ワイヤレスWAN(NTTドコモのFOMA HIGH-SPEEDへの契約が必要で、NTT限定とのことで自分的には速攻スルー。NTTじゃなぁ……)、ワンセグチューナー、Webカメラ(内臓)などがオプションとして用意されている。また純正パーツとして、BD/DVD/CDドライブや純正マウスなども用意されている。
 またオーナーメードモデルでは名前などの「メッセージ刻印サービス(無料)」もある。私はこれで自分のネームを刻印してもらった。さりげなくて、いい感じである。

 さて、しばらく使ってみた私なりの感触を、レビューとして簡単に紹介したいと思う。

 まずはCPUだが、これはネットブックなどで定番のAtomプロセッサなので、Core2などとは比べてはいけない(笑) 特に私は(主にコスト面から)もっとも低クロックのZ520(1.33GHz)を選択したのだが、やはり少々動作はもっさりする。ここはセカンドマシンということで割り切っている。最もクロック数の高いZ540(1.86GHz)を選択すれば、少しは動作もきびきびするのかもしれないが、用途を考えるとこれでも十分と思っている。
 ちなみに、このPCの(私が想定した)主な用途は、外でのドキュメント作成、Blog記事を書く、別のPC(すっかりTVと化した)で録画したドラマ等の視聴あたりは主用途で、旅行などに出かけたときはWebページや写真の閲覧にも使う。ただし、スペックを考えると写真や画像の細かい加工には向かないと考えていた(事実、かなり重たくなる)。

 OSはVistaのHome Basicだが、CPUがAtomなせいか、Vistaに搭載された特徴の一つであるWindows Aeroは使用できない。ならばHome Basicでも十分だろうと判断した。実際、メインマシンはVista Home Premium(CPU : Intel Core2Duo)とはAeroが使えるか否かという点を除き、特に差異を感じない。
 ただし、CPUが非力な分、市販のチューニングマニュアルを購入し、パフォーマンスチューニングを行ったが、一部Basicでは実施できない項目もあった。そういった点での違いがあるが、スペックに見合ったバージョンという風に考えれば、Vista Home Basicでも十分ではないかと考えている。また、本年中にもリリースかとの噂もあるWindows 7は、Vistaよりパフォーマンスが改善されたとの記事もあったりするので、もし本当ならさっさとWin7に切り替えることも視野に入れての選択でもある。

 今回ミニノートという性質を考えて、一番期待したのがHDDドライブだ。これまでのディスク回転型のHDDではなく、チップになったSSDを選択した。これによりIOアクセス速度が速くなることが期待できる上、ディスクの物理回転を伴わないので、外(例えば電車の中とか)で使用していても音がしない。磁気ディスクのようなフラグメンテーションも発生しにくいようなので、これはなかなかいい。ましてCPU処理能力が劣る上、入出力速度(コンピュータ処理において、最も時間を要する部分)まで遅いのでは、いくらセカンドマシンといえど実用面で厳しくなってくる。
 価格は少々高くなるが、ミニノート自体が安いので、ここだけはケチらずにSSDにすることをお勧めする。これはVAIO type Pに限らず、他社ネットブックでも同じように考えていいと思っている。

 このtype Pを使ってやってみたいことの一つに、自分なりの知識データベースの構築があった。このために、マシンに“Piggydb”というツールを導入した。これはwikiライクな表記方法で、自分のローカル環境に立ち上げたWebサーバ経由で、ブラウザを使って情報を登録したり、検索できるものである。メインマシンで文章(例えば小説とか)を書いているときに、横でこのツールを使って情報を検索できたら便利だなという趣旨で、これまでノートや手帳にメモしてきた山のような雑知識を今、せっせと登録しているところである。
 wikipediaも便利だが、情報の正確性については(他の情報サイトやBlogよりは信憑性があるものの)怪しいときもある。これは自分で文献とかをあたって調べた情報の集積であり、少なくとも私としては最も信用できる知識である。小説等になると、Blogのように無責任に裏を取っていない情報を書くわけにもいかず、また仮にインターネットに接続できない環境でも、ローカルで動くアプリケーションゆえ可用性は高い。情報については、正確性と可用性(すばやく目的の情報を検索できるなど)が最も重要と考えているので、その点でこういったツールはいい。もちろんWikipediaでもきちんと参考文献が示されていれば、その文献をあたることもできるし、そこまでしなくても一定の正確性は確保されていると考えていい、と思う。ただし、それはWikipediaがきちんと運営されているからで、それでも時に正確性を欠く項目もあったりするし、荒らしもあるので、油断はできない。

 話が逸れたが、ここまでは問題なかった。
 問題は、もう一つの目的である録画の視聴である。今回、スペック的にも厳しそうで、かつ携帯でも十分と考えたためワンセグチューナーはつけなかった。これは正解だったように思う。実際、Windows Media Playerを使ったMpeg動画の再生については、やはり厳しいものがある。一応視聴はできるが、映像と音声がずれてしまったり、バックグラウンドでちょっと負荷がかかると映像が止まったり消えてしまったりするケースもある。
 CPUをグレードアップすれば多少は改善される可能性もあるが、グラフィックアクセラレーターによる部分も大きいと思うので、やはり限界はあろう。この点はミニノートの限界なのかもしれない。

 グラフィックの話をしたので、そのつながりで書くと、type Pのディスプレイは8型ウルトラワイドで、解像度はUWXGA(1600×768)だ。8型でこれだけの解像度を搭載しているので、Webサイトを閲覧しているときなど、かなり字が小さくなる。また縦長のサイトでは、ディスプレイが横長のため、かなりスクロール量が多くなる点には留意しておきたい。私はあまり気にしないが(むしろ横スクロールしないといけないサイトは嫌いだ)。

 何よりポケットスタイルPCと銘打たれたこのミニノートの最大の特徴は、その重量にある。最小構成では600gを切るそうだ。ネットブックでも1kgを切る機種はほとんどないから、実際に持ってみるとわかるが、本当に軽い。特にカバンなどに入れて持ち歩く際に、この約400g強の違いは、歴然とする。持ち運ぶことの多いユーザにとっては、この点こそ大きな優位性となるのではなかろうか。
 またここまで小さく、かつ軽量にしつつ、このPCに付属するキーボードがとても使いやすい。以前、同じように小型の初代VAIO Uを使ったことがあるが、どちらかといえば指の太い私には、とてもブラインドタッチなどできない小ささだった。だがtype Pは十分なキーストロークが確保されており、一部キー配列が一般とは異なるものの、ストレスなく入力できる。ただし、そのスペースを確保する分、スクロールパッドをなくし、代わりに(ThinkPadでおなじみの)スティック式ポインティングデバイスをキーボード中央部に配しているため、入力の際につい触れてしまい、思わぬ挙動をすることがある。スティック式デバイスもかなり感度がいいので、この点だけは慣れが必要かもしれない。ここが唯一のストレスを感じた点である。

 上記の構成で、MS Officeのバンドルなし(あまり使わないし、無駄に重たいので)で、価格は10万円強だった。ほとんどはディスクドライブをSSDにした分、最小構成価格に上乗せになったような気がするが、今のところ十分に使えている。
 マルチな用途で使うことは予定していないが、逆に携帯電話のような感覚で「いつでも、どこでも」的な利用シーンを想定した場合、長くつき合えそうなアイテムである。デザイン的にも、光沢のある表面は指紋等がつきがちだが、メタリックな光沢はとても美しい。好きな色をセレクトして、お気に入りの相棒としてみてはいかがであろうか。ちなみに、私的には、目立ちすぎずTPOを考えても使いやすい「オニキスブラック」が一番のお勧めだ。
(了)


同じカテゴリー(アイテム)の記事画像
手作り釣具2007年版
手作り釣具2006年版
手作り釣具
NewItem~ クィックファイヤー小船 400XT ~
あやかしのタイコリール・舞神楽
同じカテゴリー(アイテム)の記事
 船メバルの仕掛け (2009-05-09 15:06)
 悲喜こもごものラッキー・バースディ (2007-10-29 01:49)
 手作り釣具2007年版 (2006-12-20 17:15)
 ボーナスで・・・買っちゃいましたっ♪ (2006-12-11 11:50)
 New Rod♪~FX小技磯RV~ (2006-07-19 09:39)
 小型バッテリーの威力やいかに!?~BM2000~ (2006-03-01 10:22)

この記事へのコメント
そうです。
小さいのが流行ってるんです。
私も現場用に買ってしまいました(-_-;)
以前から工人社のモバイルPCは気になってましたが、このネットブック流行のおかげで注目度も上がり、AtomにXPという仕様になりました。
工人社のネックはWindowsじゃない事だったので、これは願ったり。
さらに私の購入したSC3WX06GSは、ワンセグ、webカメラの他にGPSとカーナビソフトまで付いてます。
現場で急遽材料を確保する場合や、最寄のホームセンターを探すのに重宝です。
お客様に適切なアドバイスや提案を提供できる情報ツールとして活躍中。
車上荒しのターゲットにならないか心配ですけどね。
Posted by よっちゃん at 2009年05月14日 14:17
工人舎のPCは、昔VAIO Uを買おうとしていた頃から気になっていました。あの独特のフォルムと、伝統的なミニサイズPCには、社名通りの職人芸を感じます。
あの無骨な感じ、何とも言えない味があって、没個性的PCが多い中、私も好きですね!
Posted by You at 2009年05月15日 02:40
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
新しい相棒
    コメント(2)