Fisherman's Cafe

　Village Vanguardという雑貨店をご存じだろうか。
　サイトで観てみたら、本店は名古屋らしい。よくよく縁があるらしい(笑)
　楽しい店で、実にいろんな雑貨を扱っている。巨大プリンがあるかと思えば、本や時計も売っているし、はっきりとは書きづらい＊＊＊やｘｘｘな物も売っている。ショッピング嫌いな私でも、一時間くらいは平気で楽しめる店である。

　横浜のルミネにもあるのだが、レストラン街で「Village Vanguard DINER」という店を見つけた。以前、数回通りかかって気になっていたが、前回は週末だったせいか、かなり待っている人がいて敬遠してしまった。そこで、今夜、リベンジ（ということもないが）行ってきた。いうなればハンバーガー・ショップなのだが、雰囲気がアメリカンなオープンカフェっぽい造りで、雑貨店のVillage Vanguardの良さをそのままカフェにしたような楽しさがあった。

　さっそく入り、一応ディナーなのでビールを注文する。バドワイザーのもとになったビールだそうだ。他にも結構ビールも種類があって楽しい。バドの前身というからには、軽いものを想像したが、意外にもコクがあり苦みも程良くてうまかった。
　ビールと言えばスパイシー系のつまみがほしいってことで、スパイシーシュリンプフライをオーダーする。とはいえ、あまり辛いのは得意でないので、カウンターの向こうにいるマスター（といっても若いお兄さん）に「マイルドで」と我儘をいうと、「はい」と気安く応えてくれる。このフランクな感じも、アメリカナイズドな雰囲気でいい♪
　ほどよくペッパーやチリの効いたシュリンプ（川エビの唐揚げ的なものを想像していたら、結構デカいエビだったのに驚き！）を食べつつ、ビールを流し込む。やっぱり仕事上がりのビールは浸みますね～ｗｗｗ　シュリンプフライも丸ごと生ける。殻も柔らかく、程よい触感で、頭からにじむいわゆるミソはもう感激物である。川エビだと一瞬で終わって、こうはいかないが、このサイズだと存分に味わえる。まさにビールのためのアイテムって気がしてくる。

　そうこうするうちにオーダーしたハンバーガーが出来上がってきた。
　手前（私のオーダー）が「ペッパー＆メルト チェダー」というやつで、分厚いパティの上にさらに厚切りベーコンが乗っかり、その上にはとろけたチェダーチーズと粗挽きブラックペッパーがトッピングされている。香ばしく焼かれたバンズにはさみ、これ以上開かないというほどでっかく口を開かないと食べられない（くらいのボリューム）。
　だが、ハンバーガーを入れる紙の袋（普通のハンバーガーショップで入ってくるやつ）がテーブルに置いてあるので、手がベタベタになったりはしない。ここは行儀もクソもなく、豪快にガブリといきたいところである。パティもベーコンも肉汁がたっぷりで、チーズとベーコンの香りがたまらない。脇にこれでもかと盛られているフレンチポテトは、これも本場アメリカ的演出だろう。何せ、（一回しか行ったことはないが）かの地ではどんな料理にでもポテトを山盛りに添えるのが流儀であるｗｗｗ
　向こう側が、マッシュルームとガーリックのバーガー。ごろっとしたマッシュルームの上に、ふんだんにガーリックチップが載っている。だが、意外にくどくはなさそうだ。シンプルな味付けのせいか、意外にもあっさりとした感じで、案外女性向きなのかもしれない。（といっても、フォーマルなデートで行くには、ちょっと違うかも。。。）

　なぜか時々、無性に食べたくなるハンバーガー。もちろん、マックのメガ＊＊＊なんかもいいが、ここはひとつ、本場アメリカの陽気な大人たちが騒いでいそうな、こんな店はどうだろう。
　店員のフランクな応対と明るい声が飛び交うところも、らしくていい。
（了）