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Posted by naturum at

2009年06月19日

長崎礼賛(1)

 以前、「蝶々さんへの情熱」と題した記事の中で、冒頭「長崎へ行きたい」と書いた。

 【参考】※今回の旅行記と関連があるので、よろしければこちらも……
  ・蝶々さんへの情熱(その1)
  ・蝶々さんへの情熱(その2)
  ・蝶々さんへの情熱(その3)


 今回、6月5日(金)から7日(日)までの2泊3日で、とうとうこの計画を実行することができた。本当はもう少し暑くなる前に行きたかったが、諸般の事情もあり、梅雨の足音も聞こえるこの時期となってしまった。幸い(?)天気はいずれの日もよく、事前の雨予報もなんのそのという陽気だった(つまり暑かった)。これもひとえに、日頃の善行の賜物と考えている(笑)
 3日間の旅行記ではあるが、いろいろと書きたいことがあるので、数話に分けてご紹介したい。
 日頃の善行に対してはあまりにむごいとも言えるハプニングもあったりした。単に一日一話というステレオタイプなくくりでの記事にはならないだろう、と思っている。すべてはLet It Beな感じで書いていこうと思う。  続きを読む


Posted by You at 01:27Comments(5)長崎

2009年05月13日

新しい相棒

VAIO type P(閉じたところ) 最近巷ではネットブックなるミニノートブックPCが流行っているようである。
 そして、満を持して(?)SONYから発売されたのが“ポケットスタイルPC”というコンセプトな「VAIO type P」である。写真を見ていただければわかるが、横に長いフォルムが印象的で、VAIOとしてのプレゼンスはきちんと保持されているように感じている。
 そのtype Pを買った。発売当初から注目はしており、ネットでのレビュー記事などもずっと見ていたが、セカンドマシンとしては十分利用できると判断したからだ。個人使用のPCとしては、ずっとVAIOユーザを貫いてきた自分としては、ある意味待ち焦がれたラインナップとも言える。

VAIO type P(開いたところ) 今回購入したオニキスブラックというカラーは、VAIOオーナーメード限定カラーなので、もしこの色がよければソニースタイルのサイトで購入するのが良い(一部の限られた店舗でも取り扱っているようだが)。
 私が購入したPCのスペック・付属オプションは、大体次の通りである。

・CPU :Intel Atom Z520(1.33GHz)
・メモリ :2GB(オンボード/拡張スロットなし)
・OS :Windows Vista Home Basic with SP1(32bit)
・HDD :SSDドライブ・64GB
〈オプション〉
・Bluetooth
・ワイヤレスLAN(IEEE 802.11b/g・IEEE 802.11n WPA2対応、Wi-Fi適合)
・LANアダプター+外部ディスプレイ出力……いざという時、有線LANへのコネクティビティを確保するため
・ノイズキャンセリングヘッドホン
・キャリングポーチ(持ち運ぶときに便利!)


 この他に、ワイヤレスWAN(NTTドコモのFOMA HIGH-SPEEDへの契約が必要で、NTT限定とのことで自分的には速攻スルー。NTTじゃなぁ……)、ワンセグチューナー、Webカメラ(内臓)などがオプションとして用意されている。また純正パーツとして、BD/DVD/CDドライブや純正マウスなども用意されている。
 またオーナーメードモデルでは名前などの「メッセージ刻印サービス(無料)」もある。私はこれで自分のネームを刻印してもらった。さりげなくて、いい感じである。

 さて、しばらく使ってみた私なりの感触を、レビューとして簡単に紹介したいと思う。  続きを読む


Posted by You at 01:40Comments(2)アイテム

2009年05月10日

2009 NHKマイルカップ

 自信がない。。。
 何がって、NHKマイルカップである。かつて、まともに的中した記憶がない上、今年はGⅠ全敗ときているから、もはや予想をする資格さえない気がする。このレースだけは、未だにどんな馬が勝つのかわからない。昨年のディープスカイのような、完全に抜けた馬はいないものか……。

 とりあえず軸は⑯ブレイクランアウトで行く。前日人気では、2番人気になっているようである。
 本当なら一番人気になってもいい実績と鞍上だが、短期放牧明けのぶっつけ本番が嫌われたのかもしれない。去年のディープSを考えれば、前走毎日杯一着のアイアンLが一番人気に押されるのもむべなるかな、である。
 本番はアイアンL、ブレイクRの二頭のうち、どちらが切れるかという勝負になる、と思う。内枠に逃げ馬が入って、レースを引っ張るから、ペースは速くなるだろう。なおさら末脚が切れるタイプの台頭する可能性は高い。
 ではなぜ、⑯ブレークRか? その鍵は枠順と見る。今の府中を見ていると、外はよく伸びている。アイアンLが馬郡で揉まれると、フルゲートでごちゃついた分、仕掛けが遅れる可能性もある。末脚タイプの泣き所は、自分でレースが作れないところにあるから、過去の成績を見ても、真ん中より外枠に利はある。
 これに賭けてのブレークR本命である。

 だが、いずれにせよ自信はない。末の切れだけで言うなら、⑦ワンカラットも紅一点ながらあなどれない。マイルは1ハロン長いが、展開次第ではというところか。
 前を行く組では、そろそろの⑧スガノM、府中得意の⑬レッドS、未知数ながら渋太そうで、調子もいい⑮ティアップG。
(了)  


Posted by You at 01:03Comments(6)中央競馬

2009年05月09日

4/29に釣ったメバルの料理あれこれ

※5/12、相方の指摘により、一部修正しました。修正箇所は、ピンク色で表記しています。

 4/29に釣ったメバルを使った料理(つうくまいでに釣れた外道料理も含まれます)を紹介します。
 以前は、こちらで、レシピを紹介していたが、なかなか一つずつ書く時間もなく、かついろいろとチャチャ入れられちょっとテンションが下がっているので、こっちでまとめて紹介~♪ 今は食べてくれる人数が増えたので、今までよりたくさん作ったが、概ねどれも好評いただいている。もし詳しいレシピを知りたい方があれば、コメントなどでリクエストいただければ、料理Blogの方に掲載させていただく。ただしレシピを思い出せなかったりする場合があるので、その節はご容赦いただきたい。  続きを読む


Posted by You at 18:03Comments(5)メバル料理

2009年05月09日

船メバルの仕掛け

註:本記事における「メバル」とは、特に断らない限り、東京湾奥の黒メバル釣りを指している。沖メバルは本記事では対象としていないので、ご注意願いたい。


オーナー針 船メバル3本鈎30cm
オーナー針 船メバル3本鈎30cm

こんな簡単な仕掛けでメバルが簡単に釣れてしまう! 行くしかないよね~♪




 daisukeさんからリクエストがあったので、仕掛けについて書こうと思う。もしこれから船でメバルを釣ってみようと思う方がいたら、参考になれば幸いである。このようなリクエストをいただけるのは有難い。

 今回使ったのは、写真で紹介したような胴突きの三本針の仕掛け(メーカーは異なるが)である。カサゴ釣りなどではもっとエダスの短い二本針仕掛けなどもあるが、メバルの場合、三本が標準のようである。よりタナを広く探れる五本針仕掛けなんかもあるが、仕掛けの全長が長くなるので、初心者には扱いが難しい。
 東京湾湾奥なら、水深も比較的浅いので、仕掛けの全長もそれほど長い必要はない。長いがゆえに手返しが悪くなるというデメリットを考えれば、全長2.0m~2.5mくらいの仕掛けが良いと思う。

 問題はエダスの長さである。先日の釣りでは、私もエダスが30cmの仕掛けを使った。幸いにして、この日はメバルの活性がよく、エダス30cmの仕掛けでも十分に食ってきた。
 しかし、もし低活性の中を釣らなければいけない場合は? その場合、エダスは長いほうがいい(らしい)。30cmを基本として、低活性なら40cm~45cmくらいの仕掛けにしてみるという手がある。これにより、仕掛けを落としたり、聞き上げる際の餌の動きがソフトかつナチュラルになり、メバルの目の前で自然にアピールすることが可能である。よって食いが立つ。一度聞き上げた後、再び落とす際も、自然な落下を演出できるので、ナチュラルに操作するならエダスは長めにというのを憶えておいたほうがいい。
 ちなみにエダスとエダスの間の長さを、エダスの全長より短くしてしまうと手前マツリの原因になるので、もし自作とかで臨むのなら、その点もお忘れなく!  続きを読む


Posted by You at 15:06Comments(4)アイテム

2009年05月03日

2009 天皇賞・春

 すっかりGWが定番となっている天皇賞・春が今年もいよいよ行われる。
 淀という舞台と16ハロンの長丁場、名うてのステイヤーたちによって繰り広げられる駆け引きのある春の天皇賞は、私の好きなレースの一つである。「天皇」の冠をいただいたGⅠレースには、京都・淀の舞台が最も似合う。

 さて今年はメンバーがやや小粒な印象。すっかりお得意さんとなったメンバーも多いが、今が売出し中の5歳勢がずらっと名を連ねて、人気はやや分散しているようである。
 私の本命は、前日段階で人気になってしまったが、⑰アサクサキングスだ。年が明けて、京都記念→阪神大賞典と連覇したのだから、この人気も仕方ないか。明けて5歳になり、体重も増えて、体に身が入った印象がある。年明けからの好調には理由がある。これまでは今ひとつ勝ちきれない印象のアサクサKだが、本格化を迎えたと考えている。
 前走後も緩めることなく、きっちりと追いきっており、JRAが発表する調教後の馬体重を見ても、ほぼベストで出走できそうである。見る限り、隙はない。実績のある京都コースで、得意の長距離戦となれば、ほぼ軸はこれで間違いあるまい。

 相手は多士済々。アサクサKは抜けた印象も、続く5歳勢はいずれも強力である。おそらく相手もこの5歳の中から出るのではないかと見る。特に淀得意のサンライズM、好調キープのアルナスL、テイエムPの逃げで自分のペースでいけそうなホクトS、さらにはドリームJ、モンテCまでいずれも劣らず好調。
 他の世代にはあまり食指が動かないが、あえて挙げれば、何をするかわからないテイエムPと上積みありそうなマイネルKか。いずれにしても伏兵が多く、ペースも淀みない展開になるだろうし、4コーナーでの位置取り如何で相手は変わってくる可能性が高い。  続きを読む


Posted by You at 00:37Comments(1)中央競馬

2009年05月02日

メバルは夜に釣れ!

4/29 (水・祝) 17:30~21:00 / 新山下・渡辺釣船店 / 晴 / やや風のちナギ・中潮

メバル(*^^)vカサゴ&アジ~ もうすぐ大好きな春の天皇賞。その予想を書く前に、この記事をアップさせねばと焦りつつ、書いている。
 貧乏ヒマなし、とか言うが、これは正しいようだ。最近、あまり(まとまった)時間もなかった。しかし、GWを前にして30日(木)に休暇を取得し、5/1を挟んでの微妙な連休をとることができた。
 ところで、私には2009年に入って、一つ気がかりなことがあった。すでに2回夜釣りをしているものの、まだメバルを釣っていない!
 失礼な話だが、私はメバルなんて、型や数を選ばねばとりあえず釣るくらいはサルでもできる、などと考えていた^^; だが、今年は釣れない。カサゴやらソイやらの定番根魚は、例年以上に釣れているのに、なぜかメバルだけは釣れてくれない。皆が釣れていないのなら納得もするものの、周囲はそれなりに釣っているのだから、これはもう祟られているとしか思えない(あえて腕は棚上げすることにしている)。
 祟りならゲンを変えるしかない。何ごとも理論・理屈で対応する方はきっと理解できないだろうが、まぁギャンブル好きな方なら一度くらいゲンにこだわった人も多いだろう。ちなみに私は、ゲンにはかなりこだわる(笑) 特にテンションがネガティブになりそうなときには、何かしらゲンを変えることで乗り切ってきたと自負する者である。単に気分が変わるということかもしれないが、とにもかくにも、今回はメバルについてのゲン担ぎである。

 幸いにして29日は水曜ながら祝日。
 調べてみると、夜メバル船があちらこちらの宿からちらほら出船している。ほとんどが土日祝日限定出船である。もちろん、“メバル”の文字はイヤでも目に入る。しかも夜なら、(苦手の)早起きの必要もない。いつもの陸っぱりと同じペースで行ける。ゲンを代えてみるにはちょうどいい。懸命に早起きして、しかも釣れないほど悲しいことはない(よくある話だが……)。
 予定では、以前アジ釣りで世話になった黒川本家から出船予定だった。こちらも土日祝限定で夜メバル船を出しているからだ。前日にTELで確認したら、「29日も出船する」と言われたので安心して出かけた。これが、この日唯一のつまずきと言っていい。
 宿(黒川本家)に到着したのが17:00チョイ前くらい。17:30の出船だから、まあいい時間に着いた。……が、なんだか宿がひっそりとしている。案の定、「今日は客がいねえから出ないよ」と店の前のジジイがぬかしやがった。一瞬「バカヤロウ、俺も客だ」との声が喉まででかかったが、ジジイもこちらの顔色を察したか、「この先の渡辺さんが出すと思うから、聞いてみて」と譲歩案を出してきた。
 クソジジイめ、命拾いしやがったな(笑) 顔はしっかりと覚えたぞっと(゚Д゚#)ゴルァ!!
 まあ喧嘩してるのも時間の無駄なので、早速渡辺釣船店で確認すると、出船するというので、速攻受付を済ませる。準備をして、車を移動していたら、あっという間に出船時刻になった(汗 ちなみに寄るメバルはこの辺じゃ、乗合一人¥6,000で女性は結構割引がある。これで釣れれば、かなりの割安感だ。飲み代一回半くらいか(笑)
 乗船するとすぐに船はポイントめがけて走り出した。すでに動き始めた船で、支度を始める。といってもメバルの場合、胴突き仕掛けをセットするだけなので、まあ仕掛けを組むのは簡単である。五分ほどで準備を終え、まだ昼間の暑さが残っている中を吹く海風に吹かれながら(というほど実際は優雅なものではなく、結構風が強くて、何度も帽子を飛ばされそうになった)、レインボーブリッジを潜り、山下埠頭や本牧埠頭のコンビナート・工場群を見つつ船は進む。
 湾奥のシーバスフィッシングなどで、テレビでよく見かける光景だ。いかにも根魚釣りなロケーションに、否が応にもテンションが上がる。そして十五分ほど船が走ったところで、本牧埠頭の一角にある岸壁近くに船が止まった。以前、カサゴ・イシモチリレーで訪れたポイントのようだ。そのときは昼間(というか午前中いっぱい)だったけど。
 夜ゆえ、餌はアオイソメ(日中のメバル釣りはモエビを使うが)。チョン掛けでいいので、餌付けも楽である。むしろイソメの動きを殺してしまうので、通し刺しは駄目だ。
 船長の合図で、早速仕掛けを落としてみると、流石にメバル釣り、結構根のきついポイントである。水深は15mくらい。ちなみに20mを超える深場での釣りではない。最後に回ったポイントなど、水深5mくらいだった。ぼさっとしていると、あっという間に根掛り→仕掛けロストとなりそうなので、着底したらすぐに一旦底を切る。サミングが重要である。私の場合、ずっとベイトタックルでバス釣りをやっていたので、サミングはそう苦にせずできる。そのせいか、あまり仕掛けをロストすることなく、この日は釣りができた。
 相方はかなり根がきついところでは、少々苦戦したところもあったようだが、最近はすっかり一人前のフィッシャーになっているので、根掛りはずしも一時期よりはずっと堂に入っている。自信がない人は、少々手返しに難があるが、ブレーキを目一杯締めておいたほうが無難だと思う。
 さて、一投目から早速アタリがある。着底後、一度底を切ってから、改めてゆっくり底まで仕掛けを下ろし、再びすっと仕掛けを上げようとしたときにゴゴンというアタリだった。巻き上げるとカサゴだ。あれ、まだゲンは変わっていないのか?? 陸っぱりを避けて、船に乗ったというのに(-_-;)
 岸壁沿いを流しながらの釣りはかなり頻繁にアタリがある。20cmくらい底を切った状態で待ちつつ、まめに底立ちをとり、ゆっくり誘い上げるようなアクションでいい。あまり動かしすぎるのも良くないようだ。すでに相方がメバルを釣り上げているのに、おいらにはカサゴが二匹ほど。。。
 しか~し、やはりゲンは変わった!!
 思い切って2mほど大きく誘い上げたとき、仕掛けがやや押さえ込まれた。この時点で大きなアタリはない。これ以上持ち上げられないので、ゆっくりリールを巻きつつ、竿先を下げる。そして、もう一度誘いあげた途端、大きなアタリが出た。タナといい、アタリといい、間違いなくメバルだ! やっとお目にかかることができた! 型はまずまずだが、なかなか体格のいいメバルである。2月前後のスポーニングを終えて、再び体力をつけてきたのか、ものすごい引きであった。ちなみにアタリが結構大きいので、合わせたくなるが、あまりに電撃アワセをするとばれやすい。完全向こうアワセで、竿先が絞り込まれてから竿を持ち上げてリールを巻くくらいがいいようだ。アグレッシブな釣りに見えて、実際は案外静かな釣りである。もちろん掛けてからのファイトは、型がいい分とても楽しい。これぞメバルという引きが、存分に楽しめる。
 今回やってみて、わかったポイントといえば、
 (1)仕掛け(錘)を(基本的に)底に着けない。ゆえにエダスは長目(30cm以上)がいい。(特にカサゴが多く混じる場合や、誘わないと食ってこない低活性なときには、この法則がよく当てはまるみたい)
 (2)とはいえ魚は当然根に着いているので、マメに底立ちを取る。これにより、現在釣っているポイントがどの程度根があるところなのかという把握もできる。おそらく底から錘が1m離れたら、アタリは極端に減るだろう。上の棚まで誘いをかけるのは有効だが、そこで仕掛けを止めてしまうのは、よほどの状況でない限りお勧めできない。また、錘が底に当ったときの感触(つまり底の状態、根の有無やきつさ等々)をつかむことも重要。
 (3)向こうアワセに徹する。少なくとも早アワセはしてはいけない。ちなみにアワセが早すぎて、3尾ほどバラシました~(ToT)
 といった感じである。面倒くさそうなことも書いたが、実際にやるとたいしたことはない。いずれにしても理屈ではなく、体で感じるしかないように思う。イメージトレーニングというが、あれはやった体験を基にイメージするのであって、やったこともないことをイメージしようとしても、それは単なる妄想に過ぎない。

 暗くなるにつれ、時合いを迎えたのか、メバルのタナもかなり上がってきた。底から2m上くらいまで、コンスタントにアタリがある。時折カサゴも混じるが、暗くなってからは、ほとんどメバル主体となりいい感じだ。ちなみに夕マズメにやや上層のタナでアジを二匹釣った。結構型も良く、嬉しい外道である。だが、以前、半日カサゴ船でアジを釣った相方を馬鹿にした意趣返しをされてしまった。まあ互いに嬉しい外道ではあるので、笑って流せるところではある。ちなみに時期的に良くなってきたのか、このアジとても脂のりがよく、大変美味しかったことを付記しておく。(タタキにすべく皮を手で剥いていたら、手が脂でベタベタになったほど)

 船は終始本牧沖の岸壁沿いを数箇所流し、大移動もなく、ずっと釣りを楽しめた。船長も気を遣い、時折岸壁側を右舷から左舷に代えたりと、不公平のないように操船してくれている。黒のセルフレームのメガネをした、今時のイケメンな兄ちゃんって佇まいの船長は、見た目だけでなく釣らせ方も心得ているようで、なかなか気持ちいい。ちなみにアタリは、岸壁側に向いているときのほうがより多く出る。ルアー釣りを心得ている人なら、フリッピングの要領で岸壁ぎりぎりに仕掛けを落とし込むというアグレッシブな釣りも可能だ。ただし、馴れないと即根掛かるので、無理してまでやることはお勧めしない。
 結局、実釣開始を18:00前として、正味3時間少々の釣りで、相方の釣果含めメバルだけで35尾。もちろん25cm級の良型も何匹か混じっての釣果だから、大満足である。kもしかしたら、今年一年分のメバルを釣ってしまったかも(笑) 暑いこともなく、3時間の釣りはむしろあっという間という感じで、子供連れでも楽しめる(あまり長いと子供は飽きてしまいがちなので……)。タックルもお手軽だし、その上引きは最高だ。時期的にまだ夜はむしろ寒いくらいなので、一枚羽織るものがあるといいと思う。これから暖かくなれば、夕涼みがてらの釣りなんてのもオツである。
 メバル35尾、カサゴ6尾、アジ2尾。これが本日の釣果であった。仲間内には計44尾と事前報告したが、どこかで一尾落としてしまったらしい(笑) 帰宅して数えなおしたら、一尾減っていた(^^ゞ

 最後に、今回お世話になった渡辺釣船店は、私は初めてだが、横浜沖堤への渡しもやっている有名な宿(らしい)。船もきれいで、日中はシーバス船を出しているせいか、客層も若い人が多い。船長も若かったし、なかなか活気がありそうで、いい宿だと思う。皆さん、夜メバルなら、ポイントまですぐの渡辺釣船店にお越しを~(宣伝~♪)。目の前がベイブリッジで、元町から歩いて3分くらいってロケーションもいいね♪
(了)  続きを読む


2009年04月12日

2009 桜花賞

 連日の夏日和に、桜も盛りを過ぎ、舞い散る桜吹雪の季節。
 今年もやってきた。桜花賞の季節である。私の好きなレースでもある。
 牝馬の頂点を競うレースでもあり、かつてはダイワスカーレットとウォッカの壮絶な叩き合いもあった。

 今年も一頭、注目されている牝馬がいる。⑨ブエナビスタである。チューリップ賞では私も獲らせてもらった牝馬であり、印象に残っている馬でもある。しかし、今回その印象が軸に推すことを邪魔する。
 前走、チューリップを何度も見た。
 最後方へ下げて、3コーナー手前から一気にまくり、ラスト100mでサクラミモザをねじ伏せたレースである。その前の暮れのGⅠでもまくり気味にレースをしている。強いことは認めるが、安定感からいうと一抹の不安を禁じえない。
 そこに他馬のつけ入る隙もあると見る。なぜなら、牡馬と肩を並べて走ったダイワスカーレットや、懸命に走っても賞金の安いオークスに見向きもせず、ダービーで牡馬を蹴散らしたウォッカと比較すると器が違う。絶妙に逃げを打ったサクラミモザの前走に、あわやと思わせたレースっぷりは評判ほどには強く見えない(私には)。そして、絶対的な逃げ馬が他に見当たらない以上、もう一度同じような展開は容易に予想される。

 そこで、打倒ブエナの最先鋒として、ダノンべルベールを抜擢したい。
 クイーンSから十分間隔をあけての調整過程にも好感が持てる。さらに前走で、最内にもぐり、前が壁になりながらもきっちり最後に伸びた勝負根性は称賛に値する。勝ち馬よりはるかに価値のあるレースをしたと思っている。常識ならば決して有利とはいえない最内枠も、この馬の根性が風穴を開ける。そこにおおいに期待したいのである。
サクラMが作るスローペースも味方して、一度後方に下げなくてはならぬブエナより、ダノンVに桜吹雪は味方すると見る。

 本線は①ダノンべルベール→⑨ブエナビスタの馬単。一点勝負ならこれだろう。
 あとはヤネ次第。ならば、去年大仕事をした小牧、最近どういう訳か乗れている横山あたりには注意か。豊は洋行帰りのせいか、お疲れの模様。
 ちなみにサクラの逃げは、そう二度もうまくいくまい。スルーしていいと思う。別路線にも魅力を感じない。淀ながらまずまずの上がりを前走披露した、大外レッドDには少しだけ注目しているが、あまり上積みがなさそうなのが気がかり。
 まあ本線2頭で、阪神JFのデジャブ―的なレースになりそうな予感である。  続きを読む


Posted by You at 01:15Comments(3)中央競馬

2009年04月03日

攻略のための仕掛け考

3/28 (土) 20:00~23:30 / 川崎某所 / 晴 / ナギ・大潮

本日の釣果 今年2回目の釣りも夜釣りだった。ポイントは、東京はぜさんに「禁断の愉楽」を教わった、あの場所である。
 19:00くらいから始めたかったのだが、昼間、髪を切りに美容院に行き、思いのほか時間がかかってしまって、出発時点ですでに19:00到着は絶対無理な状況_| ̄|○
 途中、上州屋に立ち寄り、エビブク用のポンプと餌(モエビ・アオイソメ)、それと仕掛け(胴突き)を少々購入した。この時点で19:00になっていた。takaさんと一緒に釣りをすることになっていたので、急がねば。。。が、takaさんも寝坊したとのこと。だが、私のほうが遅くなることは間違いないだろう。

 話は飛んで、20:00近くに現地到着。
 なるべく荷物を減らしたいので、前回東京はぜさんに教わったように、クーラーボックスは車に置いておく。まだ結構寒いので、釣れた魚はバケツに入れておいても何とかなりそうだと思ったからである。もう少し暖かくなると、せめてスカリかストリンガーだけでも持っていかないときついかもしれない。
 今日はヘチ竿で、とも思ったが、とりあえず魚を見たいので、実績のある胴突きで探ってゆく。相方がいきなりメバルを釣り上げた。釣り始めてすぐのことだ。
(おっ、今日はメバルもいるじゃない!!)
 俄然やる気になる。前回はメバルメインでと思いつつ、全然メバルを見ることができなかった。で、私も探ってゆくが、やはりカサゴである。ちなみに相方は針が5本もついたロング仕掛け(船で黒メバル釣りをされたことがある方なら知っていると思う)だった。私はシンプルな二本針の胴突き。結果から言うと、釣果……というよりも釣り物が、この仕掛けの違いによって決定的に差が出た。
 当然のことながら、メバルは夜になるとタナが一般的に上がってくる。だから、ロング仕掛けが物を言う。実はこの仕掛けを相方が手にしたとき、(例の“ボウズ逃れ”的な仕掛けだったこともあり)少々馬鹿にしていた^^; だが、結果、馬鹿を見たのは私のほうだったかもしれない。
 全体に水深は浅いポイントゆえ、ロング仕掛けを使えば、底から中層まで一気に狙い打てるのだ。後悔は先に立たないが、よくよく考えてみれば実に合理的な釣りを展開していたことになる。一方、私はといえば短い仕掛けで手返し重視と考えたものの、その結果として最後までカサゴとソイにしか遊んでもらえなかった。
 ちなみに相方は、その後、同じ仕掛けで39cmのセイゴとキープサイズのメバルを釣った。これから暖かくなる時期の釣りパターンとして、次回以降にこの教訓を生かしたいと思う。

グラブテール ところで、今回もちょいと例の“禁断”の遊びとやらもやってみた。ソフトルアーである。
 最初は軽量のジグヘッドに小さなグラブテールのワームをセットする。色はピンク系(それしか持っていなかっただけのことだが)でアダルトな攻略をしてみる(って何のこっちゃ!?)。前回はすぐにアタリがあったが、今回はそれがない。チョンチョンと動かしつつ、ボトムにコンタクトさせながら、少しずつ移動して探ってゆく。
 すると小さくワームを押さえ込むようなアタリがあった。カサゴメインなだけに、向こうからワームに食いつかせるというより、目の前にワームを通してやるということが重要らしい。軽く聞き上げると、一気にアタリが出たので、すばやくアワセを入れる。もっと一気にアタリがあるかと思ったが、意外にアタリは小さい。この辺がワームでボトムを釣るときの難しさだろう。メバリングのように中層をスイムさせる釣りなら、少なくともアタリだけはもっと明確に出ると思う。
 さて定番のワームで一尾釣ったので、ワームをチェンジする。次はチャートリュース系のカラーのエビ型ワームである。こちらは少しだけ大きい。メインがカサゴだけに問題はないが。
 形がエビなので、グラブテールより少しだけアクションを大きくしてみる。エビがボトムで跳ねている演出をイメージしながら。するとすぐにアタリがあった。やはり竿先を押さえ込むようなアタリで、決して大きくはないが、グラブテールよりは明確だった。これは、アクションを大きくしたために、食ってきた魚のリアクションも大きくなったのではないかと思っている。
 事実、食ってきたカサゴは、ワームのエビのハサミにあたる部分を食いちぎってしまうほどの勢いで食いついていた(それでもアタリは小さい!)。もちろんワームゆえ、糸を完全に張っていない(糸を張りすぎると根掛り連発で釣りにならない可能性がある)ためでもあるが、いずれにせよ手元の感覚への集中は絶対に必要である。それとできれば(特に夜は)視認しやすい道糸を使い、道糸の変化にも注目したい。

 その後、再び胴突きに戻し、モエビ・アオイソメで探ったが、やはりカサゴとソイばかりだった。ちなみにこの夜は、モエビもアオイソもほとんど食いに差はなかった。前回もそうだったが、このポイントは比較的活性が高い。それゆえ、モエビでも、アオイソメでも、そしてワームでも楽しめる貴重なポイントである。
 風も穏やかで、特にルアー釣りなどは結構動いたので、冬用の防寒ウエアを着ていると軽く汗ばむほどだった(暑がりなので……)。正味3時間少々の釣りで、またもやメバルに振られたのは少々残念(´・ω・`)ガッカリ・・・だったが、釣果的には大満足の釣りができた。
(了)  続きを読む


2009年03月03日

陽気でジャンキーなディナー

 Village Vanguardという雑貨店をご存じだろうか。
 サイトで観てみたら、本店は名古屋らしい。よくよく縁があるらしい(笑)
 楽しい店で、実にいろんな雑貨を扱っている。巨大プリンがあるかと思えば、本や時計も売っているし、はっきりとは書きづらい***やxxxな物も売っている。ショッピング嫌いな私でも、一時間くらいは平気で楽しめる店である。

 横浜のルミネにもあるのだが、レストラン街で「Village Vanguard DINER」という店を見つけた。以前、数回通りかかって気になっていたが、前回は週末だったせいか、かなり待っている人がいて敬遠してしまった。そこで、今夜、リベンジ(ということもないが)行ってきた。いうなればハンバーガー・ショップなのだが、雰囲気がアメリカンなオープンカフェっぽい造りで、雑貨店のVillage Vanguardの良さをそのままカフェにしたような楽しさがあった。  続きを読む


Posted by You at 02:13Comments(7)グルメな話

2009年02月25日

理想のカフェと大人の遊び場

 コルテオに行った帰り、原宿から表参道に向けて散策をしてみた。
 深い意味はないけれど、久々にオフに街に出たのとまだ時間も早かったからである。といっても原宿から続く表参道は人が多かったので(人ごみは超苦手……人同士が触れ合いながら歩くのが何ともイヤ!)、少し竹下通りのほうに向けて歩き、細い路地を表参道に向けてゆく。
 こんな路地的な小路が私にはあっているのかもしれない。とはいえ、神宮前のこの近辺の路地はあまり猥雑感もなく、かえって表通りのやたら華美(というかミーハー)な雰囲気が程よく抜けて好きだ。
 さて散策をしていると、ついカフェに寄りたくなる。これは私のクセみたいなものである。ショッピングしていてもそうだが、何かと「ちょっと一服( ´ー`)y-~~)」とばかり、この手の店に足が向いてしまう。
 そんな私の目が捉えた一軒の店が、紹介する「Cafe LUIGI」である。
 何ていうか、まず主張しすぎてない。(とても大事)
 きれいで静か。(とても重要) 以前にも書いたが、うるさいのはダメなのだ。
 早速入って、カフェラテを注文してみる。ほどなく、水の入ったグラスとともにトレイに載ったラテが運ばれてきた。表面のデコレーションがいい。まるで羽毛のような美しい模様が入っている。ちなみに隣席の客もラテをオーダーしていたが、少しデザインが違った。おそらく、それぞれに変えているのだ。こういったこだわりがカフェらしくていい。
 そう思って見てみると、マスターがいい。いいマスターの条件(あくまでも私の個人的主観による(^^ゞ)は、
1.ヒゲが似合う……ヒゲが似合って、シブいことハート
2.寡黙……暗いのではなく、余計なことを喋らない。静かなダンディズムを感じさせることニコッ
3.基本的なことだが、コーヒーが旨い……日に何倍かはコーヒーを飲む私にとって、美味しいコーヒーとの出会いは大きな楽しみコーヒーカップ
 といったところである。この店は、そのいずれをもクリアしている。やはり私にとって、理想の男は静かでダンディでなくてはならない。場所は少々分かりづらいが、それだけに隠れ家的雰囲気もあり、場の空気を乱さずに楽しめる方はぜひ一度足を運んではいかがであろうか。ちなみにこの手の店で、やたらと声のでかい(少々偏見が入っているかもしれないが)外人客も、店内では静かだった。
 やっぱりすごい。Cafe LUIGI……私的ミシュラン★×3! ただし店内は二人掛けテーブル×8くらいのこじんまりとした店なので、団体で行くのはよしたほうがいい。団体様は是非表参道沿いのオープンカフェあたりで談笑することをお勧めしたい。  続きを読む


Posted by You at 01:42Comments(10)グルメな話

2009年02月24日

幻想の時間、人の無限なる可能性 -コルテオ-

 2月21日(土)、シルク・ド・ソレイユが主催する「コルテオ注:リンク先は音が出ます!ビックリ)」東京公演に行ってきた。会社でチケットを斡旋してくれる企画があり、それで申し込んだところ幸いにも抽選が通り、生まれて初めて、ライブでサーカスを観ることになった。しかも最も高いSS席が半額以下の値段である。この機を逃す手はない!
 会場は11時30分だが、開演は12:30ということなので、原宿で少し早めのランチを取り、12時くらいに代々木公園の隣にあるテント「新ビッグトップ」に到着した。人気なのだろう。早くも人だかりができている。

 テントは二つに分かれていて、売店やコーヒーショップがある小さめのテントが入場ゲートを兼ねている。そこには小さなコルテオデザインのミニ・クーパーライクなダイハツのオープンカーが飾ってある。
 さすがこのあたりは、スポンサーのコマーシャリズムが発揮されている(笑) さらには車の上にはシャンデリアまで……。だが、これがなければ、テント内は広い分殺風景だったかもしれない。しかも、なかなかかわいい車である。とすれば、観る者をメルヘンの時間へといざなう演出であろうか?
 とりあえず時間も迫っているし、お手洗いも済ませておきたかったので、コーヒーショップでブレンドコーヒーだけを買い、そそくさと用を済ませて、もう一つの、つまり実際に演目が行われる大きなテントへと向かう。テントというからには、もっと猥雑で造作の粗いものを想像していたが、なかなかに立派である。一つひとつの席が狭いことだけが、テントのテントらしいところかもしれないwww
 テントの中央には円形のステージがある。さらにステージを覆うようにシースルーなカーテン(何故か西洋の宗教画を思わせる絵が描かれている。最初はなぜだろうと思ったが、それは実際に演技を見ると解る。ここでは、そのネタばらしはしないでおこう。)で覆われている。
 ほどなく演目が始まり、我々はしばらくそのシースルーなカーテン越しに演技を観ることになる。一瞬、まさかずっとこのカーテン越しにパフォーマンスを観なければならないのかと思った。見えないことはないが、やはり見づらい。が、心配なく。メインのパフォーマンスが始まる頃には、カーテンは上がっていく。
 それにしても、このラビリンス模様の描かれた円形ステージは良くできている。中央のステージを囲むように、客席はぐるりになっており、ステージ際から徐々に隅の席に向かって高くなっていくから、どの席からでもよく観えるだろう。まるで古代ギリシャ(だったと記憶しているが……)の円形競技場を思わせる。

 過去にサーカスをライブで観たことがないので、純粋に比較することができないが、コルテオのすばらしいところは、各々のパフォーマンスはもちろんのこと、その演出にもあるのではなかろうか。ただ順にいろいろな演目が舞台の上で行われるのではなく、ある一つのストーリーに沿った形で演目はつながって行く。このことが、個々の演目の完成度の高さと相まって、芸術的にもエンターテイメントとしてもすばらしい作品になっているのではないかと思うのである。
 ちなみにコルテオは約2時間の演目だが、途中で30分の休憩が挟まれる。実際に見ていると、上下左右に自在にパフォーマンスが繰り広げられるので、1時間見続けると結構目が疲れる(^^ゞ そういう意味では途中の休憩はありがたいことかもしれない。
 では、この日見た印象的な演目を簡単に紹介してみる。  続きを読む


Posted by You at 01:17Comments(2)エンタメ・芸術

2009年02月22日

2009 フェブラリーS

 今年もGⅠシーズンが始まった。
 第一弾は、冬の恒例、府中のダートマイル戦・フェブラリーSである。
 でもって、今年は軸馬を一頭決めて、そこから総流しという戦法で買い続けている。一応回収率は未だ金杯以来100%を割っていない。私の場合、的中率よりも回収率を重視しているから、あえて的中率には触れないが、そっちもそんなにひどいような数字ではないと思っている。
 さて、肝心のフェブラリーSであるが、今年はエスポワールシチーを抜擢したい。私の場合、重視するのは主に調教である。前走成績や近走成績を重視する方は多いが、そしてそれは決して誤りではないけれども、前走で終わってしまった馬もいるのである。
 特に前走で穴をあけた馬の次走人気はヤバい。なぜなら前走がメイチの仕上げだったりするから……。全馬がGⅠを目標にしているわけではないということだ。GⅠ級でも人気になる馬もいれば、そういった馬が足慣らしに出てくるステップレースでメイチに仕上げ、穴を開けていく馬もいる。
 その見極めが調教だと思っている。
 この点に関しては文句ない。単走追いだが、動きからは上積みも十分だろう。調教を見れば、カジノDもよさそうだが、少々アテにしづらい。潜在能力からするとアッサリもあるが、軸に狙いづらい困った馬であるwww
 その点エスポワールCは、前走平安Sからのローテも王道だし、前走も澱みない流れを自ら作り、惜しくもタイム差なしの2着だが、見どころは十分であった。(ちなみに、JRAのサイトで、たった今過去のレース映像を見直してみたがやはりイイ!)
 人気はぼちぼちオヤジ世代のカネHやヴァーMあたりだろうが、年齢的なものからくるズブさなのか、それともご老体にムチうっているのか、今ひとつ精彩を欠いた稽古内容ではある。
 ならば若手に賭けてみよう。前記2頭以外にもフェラーリPやヒシカツL、キクノSにナンヨウHと曲者が多い。一番はエスポワールCとして、カジノDはじめこのあたりが絡んでくると馬券的にも面白い。
 エスポワールCは今回も自分から動くだろう。テンに早い馬は他にも何頭かいるが、つつき合いの展開は想像しにくい。向こう正面の長い府中マイル戦なら、3コーナーでは間違いなくハナに立っている。この手の馬は直線の長い府中で嫌われがちだが、ぐりぐりの人気馬でマークされるほどのこともなし。ならば実力で押し切れるのもまた府中の特徴だ。
 豪快な差しが決まるレースを想像しがちだが、7歳のロートル人気馬が私の見立て通りの出来なら、十分行った行ったの展開もシミュレーションできるのである。
 ヤネ代わりもなく、少なくともここまで順調と見えるエスポワールC。さてどこまで頑張ってくれるだろうか。
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Posted by You at 00:47Comments(5)中央競馬

2009年02月18日

蝶々さんへの情熱(その3)

 さて、いろいろと脇道にそれながら見てきたオペラ『蝶々夫人(Madama Butterfly)』のあらすじを最終回としてご紹介したい。
 ところで、このオペラを演じた有名な二人の女優が、今もグラバー邸で紹介されている。三浦環(たまき)と喜波貞子(きわていこ)である。三浦はあの有名な滝廉太郎(たしか音楽の時間に出てきたような!? 当時、音楽と言えば睡眠時間orお食事タイムと思っていた私でも覚えているwww)に師事したというから、これはもうエリートと呼んでいいだろう。実際、日本では蝶々夫人といえば三浦環というくらい、有名なオペラ歌手である。プッチーニ自身からも、「世界でただ一人の最も理想的な蝶々夫人」という賛辞も受けたようである。
 一方、喜波貞子は主に活躍をヨーロッパの地に求めたようで、わが国では三浦の影で今ひとつマイノリティな扱いをされているようである。しかしながら、ヨーロッパではかなり名を知られていたようで、見た目(要望)も手元の写真で見る限り、三浦よりもエキゾチックな感じがする。とはいえ、当然欧州の人々から見れば“日本人”な訳で、彼女も欧州にジャポニズムの影響を与えるのに一役買ったようである。
 プッチーニ自身もオペラの中に積極的に日本の楽曲の収集、転用を行っていて、これが「蝶々夫人」が日本人に愛されてきた要因の一つと見る向きもある。西洋でこれだけ日本情緒をたたえた歌劇が生まれ、愛され続けたことは稀有と言ってよい。その意味で、日本人的な立場において、プッチーニのなした仕事のもつ功績は大きい。
 また話が横道にそれてしまったが、あらすじに入る前に、最後にもう一つだけ能書きを書く。気づいた方もおられるかもしれないが、小説「蝶々夫人」の原題は、Madame Butterflyという。一方、プッチーニの歌劇「蝶々夫人」は、Madama Butterflyなのである。おそらくロングはアメリカ人(つまり英語圏の人)であり、プッチーニはイタリア人であったことからくる違いであろうと推測する。それにしても、漢字は併用するにせよ、普段独特の言語体系をなす日本語しか使っていない私からすると、同じラテン語を源流とする各種のヨーロッパ系言語は紛らわしいことこの上ない。まあ、英語すらろくに使いこなせない者の僻みだと思ってくれればよい(笑)
 では、いよいよ……  続きを読む


Posted by You at 00:51Comments(0)文学

2009年02月17日

昼の美酒に酔う

 ヴァレンタインの季節が今年も来た。
 NewYorkにいる妹の情報によれば、彼の地ではこの日は男性から女性に贈り物をする日だそうだが、嬉しいことに日本では、今のところ男性が女性から贈り物をもらえる貴重なセレモニーの日となっている。とはいえ、元来キリスト教国ではないわが国において、これは主に商業主義丸出しのイベントであり、現に今年辺りは「逆チョコ」なる風潮(これも商魂たくましいコマーシャリズムの戦略であろう)もあるのだから、来年はどうなるか分からない。
 さて、今年もいただいた。今年はたまたま、14日が週末であったので、チョコレートを一緒に買いに行き、自分で好きなチョコを選ぶという光栄に浴することができた。
 午後から、横浜のそごうに出向いてみると、まぁ予想されたこととはいえものすごい人だかりである。地下の売り場に足を踏み入れると、このときとばかり、入り口周辺は軒並みチョコレート売り場と化している(笑) どのショーウィンドウも人が群がっていて、どんなチョコレートがあるのかを見るのも一苦労だ。
  

 散々迷った挙句、アンリ・シャルパンティエ(HENRI・CHARPENTIER)という店で、「パールデュオ(BARREDUO)」というチョコレートを買ってもらった。
 いろいろなフレーバーのサブレの上に、ブラックチョコレートやミルクチョコレートが載っている。箱を開けると、サブレの香りが大挙して押し寄せるがごときである。食べる前に、まずは香りで楽しめる。オレンジ、ヴァニラ、シナモン、あるいはココアなど。この段階では、様々な香りが渾然一体となっているが、だからといって特に嫌なものではない。
 特にオレンジフレーバーのサブレにミルクチョコレートの組み合わせは、秀逸であった。ミルクチョコがとろけた後で、ふわりと口の中にオレンジが香る。チョコレートとオレンジの香りは、最高の組み合わせだと思う。オレンジピールの入っているチョコは昔から大好きなのである。
 もちろん他のフレーバーもいずれ劣らぬ出来である。シナモンにブラックチョコもいいし、何よりも「いろいろな味が楽しめる」のが素敵なのである。こういった「お子様ランチ」的発想は、私的には大好きなのだ(^^♪
 余談だが、「逆チョコ」なる言葉に乗って(別に「乗せられた」とは思っていない。そこまでコマーシャリズムの権化に成り下がるつもりもないので……)、以前もらったことのある霧笛楼の「モトマチの石畳」という生チョコを買った。元町の老舗フレンチレストランでもあり、以前自分でも味わったことのあるものだから、味には間違いはない。石畳という名前のとおり、四角い生チョコにココアパウダーをまぶした様は、古いレンガ造りの石畳を見るようで、ビジュアル的にもすばらしい。
 ココアパウダーの苦味と洋酒の薫るチョコレートの組み合わせは、大人の贈り物としては最適だと思う。味は濃厚だが、口どけはよいのでしつこい感じはしない。

 で、チョコレートを買ってもらい、せっかくなのでランチでもということになった……  続きを読む


Posted by You at 02:32Comments(4)グルメな話

2009年02月13日

恵比寿でお食事♪ -Sacra-

 10日の夜、久しぶりに恵比寿に行った。翌日は休日でもあったので、顧客先に外出したついでに食事でもということで、恵比寿に行くことにした。
 19:30前くらいに恵比寿に着いたが、少し遅れてくる相方を待つ。で、読書でもしようかとコーヒーショップを探すが、さすがに休前日なせいでもあろうか、どの店も人がいっぱいである。3軒ほど、人であふれている店をスルーして、3番出口の近くにあったコーヒーショップがやや席が空いていそうだったので、そこでコーヒーを飲みつつ読みかけの本を繰っていた。顧客先でずいぶんたくさん話をさせられたので、のどが渇いていたし、何よりも静かな場所を欲していた。
 コーヒーでのどの渇きは癒えたが、隣の席のOL三人組がうるさくウワーン(まぁ、仕方ないが……)静かな場所という望みは叶えられなかった。
 コーヒーを半分ほど飲んだところで、相方が到着した。静かなところならもう少ししてもいいかなと思ったが、そうでもないので早々に店を後にする。

 ところで、恵比寿で待ち合わせはしたものの、食事の店などは決めていない。これもまた、いつものことではある。
 何となく「焼鳥でも」ということになり、ケンタッキーとウェンディーズが並んだ間の小路を入っていく。ここは両側に多くの店がひしめいていて、通りからすぐのところにある「ももたろう」という店が見えたので、早速入ってみた。もちろん、入店前に店の前のメニューをチェックしたが、雰囲気の割りに値段はリーズナブルだった。かつ、店の雰囲気もよさそうだったが、二階にある店に入るとすでに満員のようである。時間も時間だし、と諦めかけたときに店員の天の声が聞こえた。
「この先に、うちの系列店があるので、そっちから今迎えの者をこっちに呼んでいます。そちらでどうぞ」
――系列店たって……うちらは焼鳥を食いたいんだけどなぁ。焼鳥がないのなら、系列もクソもないぞ。
 そう思った我が心中を読まれたか、店員はさらに「基本的にうちと同じメニューはそろえていますんで。さらにそっち(系列店のほう)なら、お刺身なんかもご用意できます」と私の気持ちをとろかせるような言葉を投げかけてくる。
 そんな経緯で訪れたのが、紹介しようと思っている「Sacra(さくら)」である。  続きを読む


Posted by You at 01:06Comments(6)グルメな話

2009年02月09日

蝶々さんへの情熱(その2)

 プッチーニはべラスコの劇「蝶々夫人、日本の悲劇」を見て感動し、すぐにオペラ化を決意したという。このときイタリア人のプッチーニは、全く英語が理解できなかったというから驚きである。
 早速プッチーニは、ベラスコとそもそもの原作者であるジョン・ルーサー・ロングにオペラ化の許可を取り付けた。全く見当違いな感想だが、そしてよくよく考えればごく当たり前のことでもあるが、この時代から(少なくとも西欧圏では)「著作権」というものが意識されていたのだなと感じた。本来(営利目的ということとは別の次元で)尊重されるべき「著作権」というものが、ネットの普及とともに急速に脆弱化している現状を見ると、このようなごく当然のことにも関心を持ってしまう。
 プッチーニはオペラ「蝶々夫人(Madama Butterfly)」を最初ミラノのスカラ座で上演されたが、このときは評判は散々だったという。しかし、手直しをしながら上演を重ねるうちに、いつしかプッチーニの代表作に数えられるまでになった。ヴェルディの『椿姫』、ヒゼーの『カルメン』と並んで『蝶々夫人』を世界三大オペラに数える説もあるくらいだ。
 オペラ『蝶々夫人』といえば、第2幕で歌われるアリア「ある晴れた日に」がかなり有名だが(フィギュアスケートなどでも使われるらしい。今後、注目したいと思っている。)、このオペラは蝶々さん役の歌手にとっては終始出ずっぱりな上、歌のパートも非常に多いため、「ソプラノ殺し」の異名もあるらしい。生半可なオペラ歌手では太刀打ちできないくらい、難しい役どころなのだろう。残念ながら、音楽のことはまったくド素人な私には、どれくらい大変なことなのか全く実感できないのであるが……。
 ところでオペラ『蝶々夫人(Madama Butterfly)』のあらすじは次回に譲ることとして、今回は直接蝶々夫人とはかかわりがないものの、同じ時代を生きた一人のフランス人のことを書いておきたい。いわば、蝶々夫人にまつわるサイドストーリーだと思って、お読みいただければ幸いである。  続きを読む


Posted by You at 02:12Comments(2)文学

2009年02月06日

蝶々さんへの情熱(その1)


 蝶々夫人を探して 歴史に見る心の国際交流
icon長崎へ行きたいと思っている。
 彼の地には旅行で数回行ったことがある。いずれも観光で、あの独特なエグゾティスムの感じられる街は何度訪れても飽きることはない。
 しかし、今回は単なる観光ではない。プッチーニが上演して以来、世界的な高名を博している「蝶々夫人(マダム・バタフライ)」の足跡を辿ってみたいのである。いわば蝶々さんを巡る旅ということになる。
 「蝶々さん」自体は実在する人物ではないが、マダム・バタフライの舞台はもちろん長崎の旧外人居留地だ。私が興味を持ったのは、島田雅彦氏の小説「彗星の住人」と「美しい魂」(いずれも無限カノン3部作に含まれる)を読み、その小説のすばらしさとともに、そこに登場する蝶々さんやピンカートン、ひいてはピンカートンJr.へとつながってゆく代々の物語に出会ったからである。小説の中の蝶々さんは(当時の)日本女性の典型にも見えたし、一方ピンカートンもただの女好きなアメリカ人とはやや異なる人物として描かれていたと記憶している。
 そして、何より舞台は私の好きな長崎。そんな訳で、もう一度長崎を訪ねてみたくなった。

 昨年末来、ネットを駆使し、またいくつかの文献を読み、蝶々さんの生い立ちと彼女にまつわるいくつかの見解といったものを調べてきた。小説に始まり、プッチーニによりオペラとして昇華した「蝶々夫人」について、これまで調べてきたことを簡単に紹介(自分自身へのまとめという意味合いも含んでいることをお断りしておきたい)しておこう。
 少々長くなるので、酔狂にも読んでいただける方のことを配慮し、三回ほどに記事を分けて掲載する予定である。  続きを読む


Posted by You at 02:18Comments(0)文学

2009年02月02日

名古屋の名店がここに!

 昨日、家の近くにある「コメダ珈琲店」に行ってきた。お昼を食べようと思った時に、近くにあるのを思い出したのである。
コメダ珈琲は私が生まれた名古屋発祥の、名古屋ではかなり有名な喫茶店チェーンなのである。

 ところで名古屋では(最近では全国的に有名な話だが)、朝、老若男女ともに喫茶店に行く。関西の人々が一家に一台、たこ焼き器を持っているように、名古屋人たるもの一人一軒くらいは行きつけの喫茶店を持っている。それくらい、どこにでも喫茶店はある。
多くの喫茶店では、朝いちいち「モーニング」などと注文しない。コーヒーを注文すれば、自動的にトーストとゆで卵くらいは付いてくるからである。
常連ともなれば、座って新聞を読んでいれば、自動的にモーニングセットが出てくるのである(笑)
 モーニングの時間帯以外に入っても、コーヒーにはかならず小さな「おつまみ」が付いてくる。それは袋に入った「柿ピー」のようなものであることが多いが、店によっては常時ゆで卵がついてきたりもする。いずれにせよ、何もコーヒーにつけないのは名古屋的には「モグリ」である(笑)  続きを読む


Posted by You at 23:27Comments(4)グルメな話

2009年01月28日

うんこを食う女が奏でる男の愛し方

腦病院へまゐります。 腦病院へまゐります。  表題は「腦病院へまゐります。」という。いいね、このタイトル。これだけで読んでみたくなる。まして、主人公の女性が愛する男のうんこを体中に塗りたくったり、食べたりしたらどうであろう?
 本の装丁もそそる。そして、最近では見かけなくなった「腦」という旧漢字と「まゐります」という旧仮名遣い。とにかく怪しい(笑) 私の好奇心が毛羽立ってくる。この感じはいわゆる怖いもの見たさに通じるものがあろう。あるいは「開かずの間」をほんの少し隙間を開けて、覗き込もうとするときのわくわくする気持ちに似ている。
 この本に関しては、実物を見るまで「若合春侑(わかい すう)」という作家もタイトルの小説も寡聞にして知らなかった。だが、本作にせよ、併録されている「カタカナ三十九字の遺書」にせよ、芥川賞候補にのぼった作品である。ちなみにこの作家は、本作含め三作が立て続けに芥川賞候補になっており、若合氏は表題作で文学界新人賞を受賞している。
 と……まぁ氏の実績紹介はそれくらいにして、早速本作ともう一作の「カタカナ三十九文字の遺書」について話してみたい。  続きを読む


Posted by You at 00:52Comments(2)書評