攻略のための仕掛け考

You

2009年04月03日 01:40

3/28 (土) 20:00~23:30 / 川崎某所 / 晴 / ナギ・大潮

 今年2回目の釣りも夜釣りだった。ポイントは、東京はぜさんに「禁断の愉楽」を教わった、あの場所である。
 19:00くらいから始めたかったのだが、昼間、髪を切りに美容院に行き、思いのほか時間がかかってしまって、出発時点ですでに19:00到着は絶対無理な状況_| ̄|○
 途中、上州屋に立ち寄り、エビブク用のポンプと餌(モエビ・アオイソメ)、それと仕掛け(胴突き)を少々購入した。この時点で19:00になっていた。takaさんと一緒に釣りをすることになっていたので、急がねば。。。が、takaさんも寝坊したとのこと。だが、私のほうが遅くなることは間違いないだろう。

 話は飛んで、20:00近くに現地到着。
 なるべく荷物を減らしたいので、前回東京はぜさんに教わったように、クーラーボックスは車に置いておく。まだ結構寒いので、釣れた魚はバケツに入れておいても何とかなりそうだと思ったからである。もう少し暖かくなると、せめてスカリかストリンガーだけでも持っていかないときついかもしれない。
 今日はヘチ竿で、とも思ったが、とりあえず魚を見たいので、実績のある胴突きで探ってゆく。相方がいきなりメバルを釣り上げた。釣り始めてすぐのことだ。
(おっ、今日はメバルもいるじゃない!!)
 俄然やる気になる。前回はメバルメインでと思いつつ、全然メバルを見ることができなかった。で、私も探ってゆくが、やはりカサゴである。ちなみに相方は針が5本もついたロング仕掛け(船で黒メバル釣りをされたことがある方なら知っていると思う)だった。私はシンプルな二本針の胴突き。結果から言うと、釣果……というよりも釣り物が、この仕掛けの違いによって決定的に差が出た。
 当然のことながら、メバルは夜になるとタナが一般的に上がってくる。だから、ロング仕掛けが物を言う。実はこの仕掛けを相方が手にしたとき、(例の“ボウズ逃れ”的な仕掛けだったこともあり)少々馬鹿にしていた^^; だが、結果、馬鹿を見たのは私のほうだったかもしれない。
 全体に水深は浅いポイントゆえ、ロング仕掛けを使えば、底から中層まで一気に狙い打てるのだ。後悔は先に立たないが、よくよく考えてみれば実に合理的な釣りを展開していたことになる。一方、私はといえば短い仕掛けで手返し重視と考えたものの、その結果として最後までカサゴとソイにしか遊んでもらえなかった。
 ちなみに相方は、その後、同じ仕掛けで39cmのセイゴとキープサイズのメバルを釣った。これから暖かくなる時期の釣りパターンとして、次回以降にこの教訓を生かしたいと思う。

 ところで、今回もちょいと例の“禁断”の遊びとやらもやってみた。ソフトルアーである。
 最初は軽量のジグヘッドに小さなグラブテールのワームをセットする。色はピンク系(それしか持っていなかっただけのことだが)でアダルトな攻略をしてみる(って何のこっちゃ!?)。前回はすぐにアタリがあったが、今回はそれがない。チョンチョンと動かしつつ、ボトムにコンタクトさせながら、少しずつ移動して探ってゆく。
 すると小さくワームを押さえ込むようなアタリがあった。カサゴメインなだけに、向こうからワームに食いつかせるというより、目の前にワームを通してやるということが重要らしい。軽く聞き上げると、一気にアタリが出たので、すばやくアワセを入れる。もっと一気にアタリがあるかと思ったが、意外にアタリは小さい。この辺がワームでボトムを釣るときの難しさだろう。メバリングのように中層をスイムさせる釣りなら、少なくともアタリだけはもっと明確に出ると思う。
 さて定番のワームで一尾釣ったので、ワームをチェンジする。次はチャートリュース系のカラーのエビ型ワームである。こちらは少しだけ大きい。メインがカサゴだけに問題はないが。
 形がエビなので、グラブテールより少しだけアクションを大きくしてみる。エビがボトムで跳ねている演出をイメージしながら。するとすぐにアタリがあった。やはり竿先を押さえ込むようなアタリで、決して大きくはないが、グラブテールよりは明確だった。これは、アクションを大きくしたために、食ってきた魚のリアクションも大きくなったのではないかと思っている。
 事実、食ってきたカサゴは、ワームのエビのハサミにあたる部分を食いちぎってしまうほどの勢いで食いついていた(それでもアタリは小さい!)。もちろんワームゆえ、糸を完全に張っていない(糸を張りすぎると根掛り連発で釣りにならない可能性がある)ためでもあるが、いずれにせよ手元の感覚への集中は絶対に必要である。それとできれば(特に夜は)視認しやすい道糸を使い、道糸の変化にも注目したい。

 その後、再び胴突きに戻し、モエビ・アオイソメで探ったが、やはりカサゴとソイばかりだった。ちなみにこの夜は、モエビもアオイソもほとんど食いに差はなかった。前回もそうだったが、このポイントは比較的活性が高い。それゆえ、モエビでも、アオイソメでも、そしてワームでも楽しめる貴重なポイントである。
 風も穏やかで、特にルアー釣りなどは結構動いたので、冬用の防寒ウエアを着ていると軽く汗ばむほどだった(暑がりなので……)。正味3時間少々の釣りで、またもやメバルに振られたのは少々残念(´・ω・`)ガッカリ・・・だったが、釣果的には大満足の釣りができた。
(了)
本日の釣果 :
カサゴ(15cm~25cm) ×8(その他リリース多数)
メバル(18cm)×1(その他リリース×1)
クロソイ(15cm)×4(その他リリース多数)
セイゴ(39cm)(惜しい……あと1cmあれば、フッコと言えたのに。だが何度計測しても39cm。。。)

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