禁断の愉楽
12/28 (日) 19:00~23:00 / 川崎某所 / 晴 / ナギ・大潮
久しぶりの夜釣りである。
今年の竿納めとなる釣りは、東京はぜさんのお誘いで、以前数回くらい行ったことのある通称「尻」なるポイントである。
その少し手前のコンビニではぜさんと待ち合わせをしたのだが、引っ越したばかりで現地までの所要時間が読み切れず、いきなり30分ほど遅刻……。(すんません、はぜさん)
ともあれ、お会いして、とにかく一刻も早く釣りがしたいので、早速現地に案内いただいた。最近はポイント近辺の地形が若干変わっていた。まぁ、はぜさんに案内していただいたので、その点は心配ナッシングなんであるわけだが。
ちなみに今日は、この時期の夜釣りの定番、メバル・カサゴを狙う予定であった。それで、餌も気合を入れて、青イソにもえびを仕入れていった。普段はほとんど青イソで通してしまう私だが、やはり久々となるといろんな意味で(無駄に?)気合を入れてしまう(笑)
現地では早々に相方とはぜさんが釣りあげて、私は大きく出遅れ。焦ったが、しばらくしてやっと小さなカサゴを一尾釣りあげ、やっとホッとできた。ちなみに相方は15cmちょいくらいのメジナもあげていた。丸セイゴ12号で(笑) 気がつけば、相方もずいぶんテクニシャンになったようだ。それと時期的にハラポテの大型メスカサゴもあげていたが、これは今後も楽しむためにリリースしてきた。元気な子をいっぱい産んでくれたら嬉しいのだが……(^^ゞ
話が前後するが、結局たくさん仕入れた餌は、ずいぶん無駄になることとなってしまった。決して、釣れなかったからという訳ではない。
ちょいと小休止した21時頃、缶コーヒーを飲みつつはぜさんと会話を楽しんでいた時に、はぜさんが何かを取り出した。そして、一言曰く
「Youさんは、ルアーはやらないの?」
うーん、考えてみる……間でもなく、ソルトルアーはやらない。エギを投げたことはあるが、いわゆるミノーやらジグやらといったものは、遠い昔のバサー時代に置いてきてしまった。
だが、はぜさんが小さなジグヘッドと写真のエビのようにもカニのようにも見えるワームを取り出したとき、むらむらと好奇心が頭をもたげてきた。
この日はメバルこそいなかったものの、カサゴやクロソイがかなり釣れていた。ポイントもある程度分かっていたし、活性もある。
そしてはぜさんが、さらに曰く
「この(カニのような)ルアーでまだ釣ったことない」
と。ならば釣ってみようと思ったのである。
で、ジグヘッドをそこまで沈めてみる。といっても、今日持っていったのは15号負荷のキス竿にPE3号を巻いたベイトリールゆえ、およそライトリグには不向きなセッティングである。ただ幸いなことに、釣っていたポイントが風裏だったおかげで、何とか糸で着底を確認できた。いずれにしてもライトリグの場合、糸を張って釣ることはほとんどないので、道糸が風でぶれるコンディションでは辛いところだ。
底に沈めて、竿先でちょこちょことワームを動かしながらリフトアップし、再び沈めるというアクションを繰り返しつつ、数m移動したところでググンというアタリがあった。上がってきたのが写真のクロソイである。サイズは小さいが、ルアーでの初釣果ゆえとても嬉しい。はぜさんでさえまだ釣ったことがないと言っていたワームで釣ったのだから、なおのこと。
ルアー釣りを離れてもうずいぶんと経つが、「まだ俺のワームアクションも健在だなぁ、ワハハ」と調子こいてる写真をはぜさんにパチリと一枚撮ってもらった。
何せ餌釣りより手返し(勝負)が早いし、ライトリグ専用のロッドを使えばなおのこと楽しそうだ。これぞ禁断の愉楽を知ってしまった予感がする。最近流行っているというメバリングもこういうものなのだろう。皆さんがはまってしまうのも分かる気がする。もう少しサイズがアップすれば、なおのことスリリングなファイトができるに違いない。メバルが釣れ出したら、今度はターゲットをメバルにして遊んでみたい。
そのあと一緒に頂いたグラブテールなミノーワームも試してみたが、時合いが過ぎてしまったようで、納竿とした。
東京はぜさん、本当に納竿釣行に誘っていただいて、またあんな楽しい遊びを教えていただいて、感謝します。また一緒に釣りに行きましょうね~。
本日の釣果 :
カサゴ(15cm~22cm) ×10(別にはぜさんが3尾お持ち帰り)(その他リリース多数)
クロソイ(15cm前後)×3(その他リリース多数)
メジナ(15cm~18cm)×2(すべてリリース)
関連記事