理想のカフェと大人の遊び場

You

2009年02月25日 01:42

 コルテオに行った帰り、原宿から表参道に向けて散策をしてみた。
 深い意味はないけれど、久々にオフに街に出たのとまだ時間も早かったからである。といっても原宿から続く表参道は人が多かったので(人ごみは超苦手……人同士が触れ合いながら歩くのが何ともイヤ!)、少し竹下通りのほうに向けて歩き、細い路地を表参道に向けてゆく。
 こんな路地的な小路が私にはあっているのかもしれない。とはいえ、神宮前のこの近辺の路地はあまり猥雑感もなく、かえって表通りのやたら華美(というかミーハー)な雰囲気が程よく抜けて好きだ。
 さて散策をしていると、ついカフェに寄りたくなる。これは私のクセみたいなものである。ショッピングしていてもそうだが、何かと「ちょっと一服( ´ー`)y-~~)」とばかり、この手の店に足が向いてしまう。
 そんな私の目が捉えた一軒の店が、紹介する「Cafe LUIGI」である。
 何ていうか、まず主張しすぎてない。(とても大事)
 きれいで静か。(とても重要) 以前にも書いたが、うるさいのはダメなのだ。
 早速入って、カフェラテを注文してみる。ほどなく、水の入ったグラスとともにトレイに載ったラテが運ばれてきた。表面のデコレーションがいい。まるで羽毛のような美しい模様が入っている。ちなみに隣席の客もラテをオーダーしていたが、少しデザインが違った。おそらく、それぞれに変えているのだ。こういったこだわりがカフェらしくていい。
 そう思って見てみると、マスターがいい。いいマスターの条件(あくまでも私の個人的主観による(^^ゞ)は、
1.ヒゲが似合う……ヒゲが似合って、シブいこと
2.寡黙……暗いのではなく、余計なことを喋らない。静かなダンディズムを感じさせること
3.基本的なことだが、コーヒーが旨い……日に何倍かはコーヒーを飲む私にとって、美味しいコーヒーとの出会いは大きな楽しみ
 といったところである。この店は、そのいずれをもクリアしている。やはり私にとって、理想の男は静かでダンディでなくてはならない。場所は少々分かりづらいが、それだけに隠れ家的雰囲気もあり、場の空気を乱さずに楽しめる方はぜひ一度足を運んではいかがであろうか。ちなみにこの手の店で、やたらと声のでかい(少々偏見が入っているかもしれないが)外人客も、店内では静かだった。
 やっぱりすごい。Cafe LUIGI……私的ミシュラン★×3! ただし店内は二人掛けテーブル×8くらいのこじんまりとした店なので、団体で行くのはよしたほうがいい。団体様は是非表参道沿いのオープンカフェあたりで談笑することをお勧めしたい。
 カフェラテで一息ついたあとは、表参道に出て、青山通りに向けて歩いてゆく。
 目の前に表参道ヒルズが見える。流石森ビル、存在感が違う。が、散々王様のブランチあたりで紹介されつくし、もはや入ったこともないくせに、大体のことを知ってしまっている。これがメジャーなスポットの悲しさか、新鮮味を感じない。後に残るのは、メディアによって築かれた押し付けがましいイメージだけ。
 で、速攻スルーである。
 とはいえ、ただぶらぶら歩いてるだけってのも能がないなと思っていたら、またもやビンゴなスポットがあった~!!!
 ヒルズの程近く、だがヒルズに邪魔されてちょっとわかりにくい。新潟のアンテナショップ「ネスパス」である。やっぱりヒルズより、こっちでしょう。
 店の前では米を使ったビールやら、新潟米で作った「柿の種」やらを売っている。その場で柿の種つまみにビールをグビリなんてこともできるらしい。氷水に冷やされたビールは、夏なら間違いなくその場で……やっていたにちがいない(笑) だが、この日はちょい寒かったので、とりあえずテイクアウトにしてもらった。ちなみに、この柿の種はピーナツなど余分なものが入っておらず、粒がとても大粒で、食べだすとやめられない旨さ。チョコでコーティングしてあるのやら、劇辛のやらもあるので、甘党から辛党まで好きなラインナップが選べる。もちろんベースは新潟の米なので、まずかろうはずがない。
 だが、米から作ったビールは少々イマイチだった。なんていうか、苦味が少なく、重厚な味で、ビールっぽくない。冷えていてもあまりさらっとした感じでなく、少し黒ビールに近い飲み心地か。正直、あまり好きなタイプではなかった。
 あとは店内に入って、あれもこれもと物色するうち、いつの間にかタコの一夜干し(超旨い!)、新潟産黒豚のベーコンブロック(劇ウマ!)、新潟米の丸餠(当然マイウ~)、そして地酒の純米酒(ヒェーってなるウマさ、やっぱ米は酒だわ(^^♪)を買って、大満足の週末を過ごすことができましたとさ……。
 では、また。素敵なマイノリティを見つけましたら、ご紹介いたします。あなかしこ
(了)
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